公益社団法人京都市身体障害者団体連合会

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ご利用にあたって

はじめに

日常生活用具の給付は、重度の障害のある方に対して、日常生活上の不便を解消し、自立して生活することを容易にするとともに、重度の障害のある方を介護されている方の負担を軽減するために行っています。また、補装具については、障害のある方の失われた身体機能を補うために用具の支給を行います。
なお、用具の給付を受けるためには、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付が必要な場合もありますので、手帳の交付を受けておられない方は、お住まいの区の区役所・支所 保健福祉センター 障害保健福祉課にご相談ください。

給付申請について

申請先は、お住まいの区の区役所・支所 保健福祉センター 障害保健福祉課です。

基準額等について

日常生活用具は、品目ごとに基準額が決められていますが、商品によっては基準額を超えるものもありますのでご注意ください。
また、利用者負担は、負担能力に応じた負担(応能負担)となっています。利用者の世帯における所得に応じて負担上限額が設定され、上限月額に至るまでは費用の1割の負担となります。
なお、一定所得以上の方は給付対象外となりますのでご注意下さい。

介護保険との適用関係について

介護保険制度において、要介護又は要支援の認定を受けられた方は、福祉用具の貸与、購入費及び住宅改修費の支給を受けることができます。介護保険制度と障害者福祉施策に共通するサービスについては、介護保険からサービスを受けることになります。したがって介護保険の福祉用具の貸与、購入費又は住宅改修費の支給と、重度心身障害児者日常生活用具給付等事業に共通する品目・工事につきましては、介護保険からサービスを受けていただくことになります。

おわりに

日常生活用具として給付されるのは、福祉用具の一部です。日常生活用具として給付されるもの以外にも、便利な福祉用具がいろいろあります。関心のある方は、医師や理学療法士、作業療法士、福祉・介護用品の専門家にご相談のうえ、自分にあった使いやすいものを購入してください。

京都市身体障害者団体連合会では、身体障害者社会参加推進事業の一環として、京都市と京都福祉介護用品協会のご協力を得て「心身障害児・者のための福祉用具のしおり」を作成して参りました。今回新しい「しおり」を作成するに当たり、障害者情報バリアフリー化支援事業、介護保険やいきいきハウジングリフォーム、小児慢性特定疾患児日常生活用具給付事業との関連について説明をさせていただきました。この制度を利用して福祉用具を十分活用されますよう希望いたします。最後に、編集にあたり暖かいご支援をいただきました皆様に厚く御礼申し上げます。